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【速報】ISM製造業景況指数の解説

ひこぐま

皆さんこんにちは!ひこぐまです!

今日は今日はISM製造業景況指数を解説します!

はじめに

ひこぐまとは何者?

ISM製造業景況指数とは

 2023/6/1にISM製造業景況指数の発表がありました。

 米供給管理協会(ISM)製造業購買担当者景気指数は、製造業における景況感を示す指標である。400以上の企業の購買担当者にアンケート調査を行い、発表される。
主要指標の中で最も早い第1営業日に発表されることから、景気の先行指標として注目される。指数は新規受注・生産・雇用・入荷遅延・在庫の5つの項目の総合指数となっている。 指数が、50を下回ると景気後退、50を上回ると景気拡大を示す。
予想より高い数値は米ドルにとって買い材料であるとされるが、予想より低い数値は米ドルにとって売り材料であると解釈される。。

https://jp.investing.com/economic-calendar/ism-manufacturing-pmi-173

ISM製造業PMIの予測

 本指数の予測値は以下のようになっていました。

図 ISMサービス業景況指数の市場予想

ISM製造業PMIの結果

 本指数の結果は以下のようになりました。

図 ISM製造業景況指数の結果

 結果は、上図のように予想をやや下回り、景気が縮小しているという結果となりました。下落トレンドの継続を予想していた市場に対して、期待通りの景気減速であったため、株価は指数で小幅に上昇となりました。では、指標の詳細と、トレンドを確認しましょう。

ISM製造業PMIの詳細

 以下では、各詳細項目についてトレンドを示します。

事業活動・生産

図 事業活動・生産項目の過去5ヶ月推移

新規注文

図 新規注文項目の過去5ヶ月推移

雇用

図 雇用項目の過去5ヶ月推移

サプライヤー配送

図 サプライヤー配送項目の過去5ヶ月推移

在庫

図 在庫項目の過去5ヶ月推移

料金

図 料金項目の過去5ヶ月推移

受注残

図 受注残項目の過去5ヶ月推移

新規輸出注文

図 新規輸出注文項目の過去5ヶ月推移

まとめ

 上記の詳細項目をまとめたものがこちらになります。

今後の米国労働市場考察

大局観

 ここまで、指標を確認したところサービスPMIの小幅な下落は、新規受注、受注残、価格、在庫によるものであると推察できます。これは、新規の受注が少なく、物への需要が落ちていることを示唆しており、米国の製造業は、不景気に突入していることが見て取れます。

 ここで、雇用と、生産が強くなっている原因として、在庫量が減ってきており、在庫補充のための労働力確保であると考えられます。この在庫が補充されてくると、目先の仕事量は、徐々に緩やかになっていくと考えるのが自然です。

 直近では半導体銘柄が新規のデバイスを発表したり、AI需要が好調であることを背景に在庫が減っているという報道から、新規に在庫を増やしている状況であると推察できます。

今後の注目点

 今後は、失業率が低水準に維持されながら、賃金インフレが鈍化していくかが焦点になります。なぜ失業率が低水準で維持されなければいけないのかについて、失業率は、一度上がり始めると一気に上昇し、リセッション入りしてしまうからです。以下は、過去の失業率の推移を表したチャートです。

図 過去70年の失業率とリセッションチャート

 上図の、グレーにハッチングされたところがリセッションの期間であり、チャートは失業率を表しています。上図に示す通り、失業率は徐々に上昇していくものではなくて、あるタイミングから一気に上昇していきますので、急激な失業率の上昇は、ほとんどの場合リセッションにつながってしまいます。

 当然、リセッションが始まると、株価はクラッシュしてしまいますから、投資家は、失業率について十分に目を凝らしてみていなければいけません。FRBは失業率を急速に上げないような金融引き締めを行いながら、労働市場のタイト化による賃金インフレを防がないといけないという難しい舵取りを余儀なくされています。

 今後、FRBは政策金利を5%前後で据え置き、賃金インフレが収まるかどうかを見守るようなスタンスを取ることが予想されます。その中で、どうしても賃金インフレが収まらないようであれば、政策を打つ必要があると、先日のパウエル議長の発言にあったように、利上げの継続を覚悟する必要があります。

 今後は、特に平均賃金の伸びが鈍化すること、失業率が急速に悪化しないことに注目しましょう。

まとめ

 今回のISMサービス業PMIの結果をまとめると、本指標は予想47と前月の結果よりも悪くなることが予想されていましたが、結果は46.9と前月の結果をやや下回るり、株価は小幅に上昇しました。

 詳細な中身を見ていくと、特に強かったのは弱かったのは新規受注、受注残、価格、在庫で、製造業のインフレは収まり、不景気を示唆させます。在庫が減り始めているので、一時的に雇用、生産量が増えていますが、継続して製造業が活発になるとは考えにくいです。

 今後は、景気後退時の投資を意識するために、失業率と、賃金インフレに注目する必要があります。リセッション入りするタイミングでは、失業率が急上昇することや、賃金インフレが継続するようならFRBは追加利上げをする可能性があります。

私の投資戦略

 ここまで、指標の詳細を確認してきましたが、大きなトレンドに変化はなく、事業活動・生産は今がピークで、新規注文、受注残、新規輸入注文が減速しており、在庫が増え始めていることから、米国経済は景気後退に向かっていると思います。

 私のスタンスはこれまでと同じで、景気後退時に輝く銘柄を買い持ちし、今回のような、押し目がきたら、買い足していくというのを繰り返そうと思っています。

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最後まで読んでくれてありがとうございました!

次回分もお楽しみに!

まるお

written by 管理人ひこぐま

以上

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