広告 2023Q1

【米国決算】NVIDIA決算完全解説(2023/5/25)

ひこぐま

皆さんこんにちは!ひこぐまです!

今日は $NVDA の決算についてレビューしていきます

はじめに

ひこぐまとは何者?

なぜ経済指標と企業決算が重要なのか

ひこぐま

株式投資をする上で経済指標と企業決算を確認することは

基本中の基本だよ!

まずは、経済指標・企業決算を確認することが如何に

大切であるかを説明するから、ここから詳細を確認してね!

決算概要

https://jp.investing.com/equities/nvidia-corp-earnings

売上 予想:$6.52B 結果:7.17B🔥 ( beat 10.3% )

EPS 予想:$0.92B 結果:$1.09🔥 ( beat 18.5% )

売上ガイダンス 予想:$7.13B 結果:11B🔥🔥🔥( beat 53% )

売上、EPSがどちらも10%以上

上回ることも素晴らしいのですが

驚くのは売上ガイダンスの53%上回るです

こんな決算滅多にお目にかかれない

間違いなくモンスター決算です。

ひこぐま

決算詳細

決算結果(Q1)

初めにCEOのジェンセンハンのコメントを見ていきましょう!

ひこぐま

「コンピューター業界は、アクセラレーション コンピューティングと生成 AI という 2 つの移行を同時に経験しています」と NVIDIA の創設者兼 CEO のジェンセン ファンは述べています。

「企業が生成 AI をあらゆる製品、サービス、ビジネス プロセスに適用しようと競う中、導入されている 1 兆ドル規模のグローバル データセンター インフラストラクチャは汎用コンピューティングからアクセラレーテッド コンピューティングに移行することになります。

「当社のデータセンター製品ファミリー全体(H100、Grace CPU、Grace Hopper Superchip、NVLink、Quantum 400 InfiniBand、BlueField-3 DPU)は、現在生産中です。急増する需要に応えるため、供給を大幅に増やしている」と同氏は語った。

CEOのコメント要約

  • コンピュータ業界は2つの大きなトレンドにある
    • アクセラレーション(一部の計算を、GPU・FPGA・専用チップなどの超高速演算機で処理する)
    • 生成AI(人工知能AIにより、自動チャットや画像生成を行う)
  • 企業が生成AIをあらゆる製品やサービスに適用しようと競うほど超高速演算機(NVIDIAのGPU)が売れる
  • データセンター向けのGPUやCPUの需要がすごく生産をめちゃくちゃ増やしている

NVIDIAはアクセラレーション向けのGPU、CPU、専用チップ

さらには、これらのチップをプラットフォーム化した

生成AI向けのソフトウェアを作っているため

全ての分野でNVIDIAの製品は売れると言っています!

ひこぐま
https://investor.nvidia.com/news/press-release-details/2023/NVIDIA-Announces-Financial-Results-for-First-Quarter-Fiscal-2024/default.aspx

決算の概要です!GAAPと、非GAAPがあります。

GAAPは減価償却費や、買収の費用などが含まれますので

企業の運営状況がわかりやすい非GAAPを見ると良いです。

また、前年とは環境が違うので、前四半期で比較しましょう!

ひこぐま

四半期概要要約(Q4→Q1)

  • 売上:Q4:$6.1B → Q1:$7.2B( Q/Q +19%)🔥🔥
  • 粗利益率:Q4:66.1% → Q1:66.8%( Q/Q +0.7%)⭕️
  • 営業経費:Q4:$1.76B → Q1:$1.75B( Q/Q -1%)⭕️
  • 営業利益:Q4:$2.22B → Q1:$3.05B( Q/Q +37%)🔥🔥🔥🔥
  • 当期純利益:Q4:$2.17B → Q1:$2.71B( Q/Q +25%)🔥🔥🔥

3ヶ月の間に、世界が一変したと言っていいでしょう。

年間でも売上+19%になれば立派なのに

営業利益+37%, 純利益+25%は季節性の影響が小さい

半導体セクターにおいてモンスター決算でした!

ひこぐま

決算見通し(Q2)

見通しは投資家を驚愕させる

凄まじいものでした。

ひこぐま

NVIDIA の 2024 会計年度第 2 四半期の見通しは次のとおりです。

  • 売上高はプラスマイナス2%の110億ドルとなる見通し。
  • GAAP および非 GAAP の粗利益率は、それぞれ 68.6% および 70.0% プラスまたはマイナス 50 ベーシス ポイントになると予想されます。
  • GAAP と非 GAAP の営業費用は、それぞれ約 27 億 1000 万ドルと 19 億ドルになると予想されます。
  • GAAP および非 GAAP のその他の収益および費用は、関連会社以外の投資からの損益を除き、約 9,000 万ドルの収益となることが予想されます。
  • GAAP および非 GAAP の税率は、個別項目を除いて 14.0% プラスまたはマイナス 1% になると予想されます。

決算見通し要約(Q2)

  • 売上:予想:$7.19B → 結果:$11.B( Q/Q +53%)🔥🔥🔥🔥🔥🔥
  • 粗利益率Q1:66.8% → Q2:70%( Q/Q +3.2%)🔥🔥🔥🔥
  • 営業経費Q1:$1.75B → Q1:$1.9B( Q/Q +13%)

売上が3ヶ月で53%増収粗利率も3.2%改善するため

利益は60%ほど成長する見込みです。

こんな大型銘柄が、こんな決算を出したのは見たことがありません。

ひこぐま

ハイライト

データセンター

データセンター向け要約

  • 売上:Q4→Q1で( Q/Q +18%)🔥🔥
  • AI推論向けのソフトウェアとGPUをセットにしたプラットフォームを発売
    • AIには学習・推論という2つのフェーズがあり、今までNVIDIAは学習に強かった
    • 今回、推論ができるソフトウェアを発表し無敵
    • しかも、おそらくこのソフトはNVIDIAのチップ上でしか動かない(他者の入る隙を与えない)
    • つまり、学習・推論・ソフト・ハード全てNVIDIAが独占する環境が整っている
  • Google CloudにNVIDIAのTenserコア(AI用に作られた専用チップ)を採用
    • Googleは自社でもTensorコアを持っています
    • それでもNVIDIAを使ったということは、実質NVIDIAのチップへの敗北宣言と取れます
  • AWS、Google Cloud、Azure、Oracle CloudにNVIDIAのTensorコアを提供(パートナーシップ強化)
    • クラウドプラットフォーマー全4企業が全てNVIDIAのTensorコアを使うということ
    • 他者が入る隙はなく、AIの成長=NVIDIAの成長といった独占的な地位を築いた
  • ServicweNow、メドトロニックも提携→大型企業から中堅、小型企業へとどんどんNVIDIAが侵食中
  • NVIDIA AI Enterprise ソフトウェアをMicrosoft の Azure Machine Learning に統合する
    • マイクロソフトのAzureではNIVIDIAのソフトウェアが使われる
    • Azureで学習・推論するにはNVIDIAのソフトウェアが必須で使われる
    • 尚且つ、NVIDIAのソフトウェアはNVIDIAのGPU・CPU・専用チップでしか動かない可能性が高い
    • つまり、マイクロソフトの環境でAIをやればやるほど、ソフト、ハード全てでNVIDIAが利益を独占する

AIへの先行投資、技術もさることながら

学習・推論・ソフト・ハードも独占

提携先の大手企業も独占他社の製品との協調性を

断ち切ったことにより、AIは全てNVIDIAが独占しようとしています。

これは、iPhoneがAndroidとの戦争を制し独占的な地位を築いたことと

非常に近いものを感じます。それほどすごいことをやっています。

ひこぐま

ゲーム

  • 第 1 四半期の売上高は 22 億 4,000 万ドルで、前年同期比 38% 減、前四半期比 22% 増でした。
  • NVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャと DLSS の進歩をもたらす、GPU のGeForce RTX™ 4060 ファミリを 299 ドルから発表しました。
  • Ada アーキテクチャに基づいたGeForce RTX 4070 GPUを発売しました。これにより、DLSS 3、リアルタイム レイ トレーシングが可能になり、ほとんどの最新ゲームを 1440p 解像度で 100 フレーム/秒を超える速度で実行できます。
  • 36 の DLSS ゲーム タイトルが追加され、ゲームとアプリの総数は 300 になりました。
  • Cyber​​punk 2077のアップデートで CD PROJEKT RED との協力により、主要なゲーム タイトルで初めてパス トレーシングが利用可能になりました。 
  • 最初の Microsoft Xbox ゲームであるGears 5を含む、GeForce NOW のゲーム タイトルを 1,600 以上に拡大しました。 

ゲーミング向け要約

  • 売上:Q4→Q1で( Q/Q +22%)🔥🔥🔥
  • 昔からありますNVIDIAのグラフィックボードGeForceの売上が復活
  • 在庫問題も底打ちしていると思わせる決算内容でした。

売上が明らかに上昇しています!

在庫がはけてきていると見て取れます!

ひこぐま

ビジュアライゼーション(VRなど)

  • 第 1 四半期の収益は 2 億 9,500 万ドルで、前年同期比 53% 減、前四半期比 31% 増でした。
  • 産業用メタバース アプリケーションの開発と展開向けに、Microsoft Azure で実行されるフルマネージド サービスであるNVIDIA Omniverse™ Cloudを発表しました。
  • Microsoft とのコラボレーションを拡大し、Microsoft 365 アプリケーションをOmniverseに接続しました。 
  • Ada アーキテクチャに基づくモバイルおよびデスクトップ ワークステーション向けの6 つの新しい NVIDIA RTX™ GPUを発表しました。

ビジュアライゼーション向け要約

  • 売上:Q4→Q1で( Q/Q +31%)🔥🔥🔥
  • メタバースアプリをAzure上で開発・実行できる環境をNVIDIAが提供
  • マイクロソフトのメタバース分野もNVIDIAは独占しようとしている

まだまだ小さい売上ですが

AIへの投資を積極的に行っているマイクロソフトは

NVIDIAと強い提携関係を結ぼうとしているので

今後、複数のビジュアライズ、AI分野での提携が

予想される動きとなっています

ひこぐま

モビリティ(自動車向け)

自動車向け要約

  • 売上:Q4→Q1で( Q/Q +1%)
  • 自動車向け半導体の需要は今後6年で$11Bの売上予想だったが、$14Bに増加すると発表
  • 中国の電気自動車メーカーのBYDもNVIDIAを継続して使う

今後6年で、現在の$3B→$14Bに売上が増加すると

NVIDIAの業績の柱となる可能性も高い

まだまだ、NVIDIAの業績は伸びることを予感させます

ひこぐま

財務諸表

損益計算書

本四半期の売上は、前年と比較して減収でしたが

昨年は買収解除費用(おそらくARM)が計上されており

利益は今年の方が多くなっています

そのためEPSは今年の方が大きくなっています

ひこぐま

貸借対照表

貸借対照表を見るときは株主総資本が増えているか

注目します。これは、総資産(現金・在庫・設備など)から

負債(借入金・利子など)を引いたものです。

これが+であれば、健全な会社と言えますし、株式資本が増えていれば

健全な経営をしていると評価できます

NVIDIAは資本も+で昨年よりも増えているので会社はかなり健全です

ひこぐま

キャッシュ・フロー計算書

キャッシュフローがーであれば赤字経営+であれば黒字経営です

特に、営業キャッシュフロー+であれば、ビジネスからの収益が

黒字ということになるので、経営は健全と言えます。

NVIDIAは純利益、営業キャッシュフロー共に+で健全です

ひこぐま

GAAP と非 GAAP 財務指標

GAAPベースと、非GAAPベースの利益算出方法があります

GAAPは正式ですが、買収費用や減価償却費を含むので

非GAAPベースの方が、経営状況を写しやすいためこちらを見ることが多いです。

NVIDIAは昨年と比較して非GAAPは減少していますが、Q4と比較すると

大きく改善しているので、現在業績は復調しているということがわかります。

ひこぐま

まとめ

NVIDIA決算のまとめにいきましょう!

ひこぐま

決算まとめ

  • Q1の決算は売上・EPS共に予想を10%以上上回る好決算でした
  • 2022/Q4と比較して、20%ほどの増収・増益となり、新波動に入りました
  • 特にQ2のガイダンスはモンスター級で、株価は今後数年間さらに上昇する可能性が高い
  • データセンター需要がAI・アクセラレータ需要の高まりで絶好調
  • AI学習から推論分野も環境を整備し、ソフトウェア、ハードウェアもNVIDIAが独占
  • ソフトウェアの売上を伸ばすことでQ2は粗利率を70%にまで引き上げる予測
  • NVIDIAのソフトウェアでAIを実行するためにはNVIDIAのチップが必須とすることで競合を排除
  • AWS、Azure、Google Cloud、Oracle Cloudと提携を強化提携先も独占
  • 各社がAIを推し進めるたびにNVIDIAのソフト、ハード以外が使われない独占的地位を形成中
  • iPhoneがAndroidと一線を隠し、シェアを独占した状況に似ている

正直、私はこれほどすごい決算は見たことがありません

技術だけでなく、NVIDIAの経営力と、独占に対する意欲

怖さすら覚えるほどでした

間違いなくモンスター決算でした!

ひこぐま

これらのハイテクグロース銘柄は、金融相場で特に上昇しやすい

銘柄です。他にも金融相場で上昇しやすい銘柄について解説した

資料もありますので、こちらもご参照ください!

パフォーマンスも絶好調で、NVIDIAが入っているかチェックしてみてください!

ひこぐま

オススメ証券会社

NISAを始めるならネット証券がオススメ

手数料が小さい商品が買えるし、窓口の勧誘にもわないから

いい商品が確実に買えるよ!

下のボタンから口座開設してみてね!

ひこぐま
https://www.rakuten-sec.co.jp/

楽天証券を口座開設する

楽天証券は私がメインで使っている証券口座なので

特別に開設方法オススメの商品積立設定方法など

詳しく記事にまとめているので、上のボタンから

ぜひ開設してみてくださいね!

ひこぐま
https://www.matsui.co.jp/

松井証券を口座開設する

https://www.sbisec.co.jp/ETGate

SBI証券を口座開設する

次回記事

最後まで読んでくれてありがとうございました!

次回分もお楽しみに!

まるお

written by 管理人ひこぐま

以上

⭐︎人気記事⭐︎

1

目次1 他社比較1.1 大容量プラン(WiFiがない人・無制限に使いたい人向け)1.2 中容量プラン(WiFiがない方・動画やSNSをよくみる人向け)1.3 小容量プラン(とにかく安くしたい・トラブル ...

2

目次1 ⭐️読者からの嬉しいコメント⭐️2 なぜお金は増えない?2.1 単身世帯年収と支出2.2 夫婦+子供1人世帯年収と支出3 お金を増やすには?3.1 単身世帯のモデルケース3.2 夫婦+子供1人 ...

3

目次1 はじめに1.1 ひこぐまとは何者?1.2 Youtubeやってるよ!!2 おすすめ記事2.1 個別株好きの皆さんへ2.2 FIREを目指す仲間へ3 今日のテーマ4 前提条件5 一生保有したい銘 ...

4

  目次1 ⭐️購入者からのレビュー・成果報告⭐️2 はじめに2.1 ひこぐまとは何者?2.2 なぜ経済指標と企業決算が重要なのか3 金融相場は一攫千金の大チャンス3.1 4つの株式相場って ...

-2023Q1